2018年8月3日付サンデー山口掲載「稜線」より


山口市中心部が紅の炎で彩られる「山口七夕ちょうちんまつり」が、8月6日(月)と7日(火)にある。
そのルーツは、大内氏26代盛見(1377~1431)が先祖の冥福を祈るためにともした笹竹の高灯籠だという。
それが庶民の間に、今でいう「ちょうちん笹飾り」として広まっていった。

6・7日とも、さまざまな催しが開催される。
だが、まつりの「柱」は「ちょうちん笹飾り」であるべきだと思う。
以前は「市内は10万個の紅ちょうちんで彩られる」と言われていたが、今やその面影はない。
「秋田の竿灯、青森のねぶたと並ぶ『日本三大火祭り』の一つ」と言っているのも地元だけだ。

「市内を10万個の紅ちょうちんで埋め尽くす」こと、統一目標に設定できないか。


http://sunyama.soreccha.jp/e436531.html  


Posted by かいさく at 17:06Comments(0)稜線サンデー山口
2018年6月8日付サンデー山口掲載「稜線」より


全国大学生活協同組合連合会が昨年10月から11月にかけて実施した「第53回学生生活実態調査」で、1日の読書時間が「0分」という学生が53.1%と過半数を占めていた。

読書時間を聞くようになった2004(平成16)年から2012(平成24)年までは30%台だったが、2013(平成25)年からは40%超。
そして、とうとう半数を超えた。
平均読書時間は3年連続減少の23.6分。
同会によると、高校までの読書習慣が全体的に下がっていることの影響が大きいのだという。

その一方で「120分以上」の学生も、調査開始以来4.5%から7.5%の間で安定的に存在する。
今回は、5.3%だった。

「日本一本を読むまち」を目指している山口市。
子ども達に、良い読書習慣を。


http://sunyama.soreccha.jp/e433266.html  


Posted by かいさく at 12:13Comments(0)稜線サンデー山口

2018年07月02日

がんばれ、ニッポン!

2018年6月15日付サンデー山口掲載「稜線」より


FIFAワールドカップロシア大会が、昨日開幕した。

日本代表が初出場した1998(平成10)年フランス大会、自国での2002(平成14)年日韓大会、ジーコ監督が率いた2006(平成18)年ドイツ大会、2大会ぶりにグループリーグを通過した2010(平成22)年南アフリカ大会、そして前回の2014(平成26)年ブラジル大会に比べ、全国的に熱狂する人は少ないようだ。
山口市内ではさらに、市出身の久保裕也選手が代表に選出されなかったことが、盛り上がらなさに拍車をかけている。

日本は6月19日(火)午後9時から、グループリーグの初戦でコロンビアと対戦する。
ここで勝ち点1以上を取れれば、リーグ突破への期待も高まり、状況も変わるだろう。
がんばれ、ニッポン!

http://sunyama.soreccha.jp/e433684.html

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2018年6月29日付サンデー山口掲載「稜線」より


FIFAワールドカップロシア大会への関心の低さから、6月15日付小欄に「初戦で勝ち点1以上を取れれば、状況も変わるだろう」と書いた。
そのコロンビア戦に勝利し、国内は一転。大いに盛り上がっている。

2002(平成14)年の日韓大会、わたしは大分での決勝トーナメント1回戦を、スタジアム観戦することができた。
その試合でセネガルは、スウェーデンを延長の末撃破。
選手こそ違えどその印象が強烈で、日本の2戦目「2度追いついて引き分け」にはしびれた。


△チケットの半券


△会場前で配られていたスタメンを記した朝日新聞の号外


さて、昨夜の試合結果で、決勝トーナメント進出チームが出そろった。
決勝戦まであと半月。
これまで以上に、好試合や名シーンに期待できそうだ。
4年に一度の祭典、存分に楽しもう。

http://sunyama.soreccha.jp/e434551.html


  


Posted by かいさく at 17:35Comments(0)稜線サンデー山口

2018年06月26日

かわいそうで仕方ない

2018年6月22日付サンデー山口掲載「稜線」より


「さあ、今週もがんばろう!」というタイミングの月曜朝、6月18日午前8時前に、大阪府北部で最大震度6弱の地震が発生した。

通学途中の校門寸前でブロック塀の下敷きになり死亡した小学4年の三宅璃奈さんが、かわいそうで仕方ない。
この日から「あいさつ運動」の当番で、いつもより早めに登校。
歩いていたのは、学校から通るよう指導されていた「グリーンベルト」だった。

ブロック塀の高さは、建築基準法で定められた2.2メートルをはるかに超える3.5メートル。
内部の鉄筋も短く、補強する「控壁」もなかったようだ。

設置時の関係者は全員「仕事」に対する責任感やプロ意識が欠如している。
天災ではなく人災で、尊い命が失われてしまった。


http://sunyama.soreccha.jp/e434098.html  


Posted by かいさく at 10:56Comments(0)稜線サンデー山口
2018年5月18日付サンデー山口掲載「稜線」より


第7回目となる「湯田温泉スリッパ卓球大会」が、5月26日(土)にやまぐちリフレッシュパーク(午前8時50分~午後4時ごろ)と西の雅常盤(5時~7時半)を舞台に開かれる。
有志による実行委員会(TEL 083-925-6843)の主催で、(株)サンデー山口も共催する。

5回目までは4月第1週だったが、昨年は「新年度のあれやこれや」も落ち着く6月に開催。
今年も「1人でも多くの人に参加してもらおう」と、5月末での開催となった。

エントリー受け付けは既に終了したが、「ベストドレッサー賞」狙いのコスプレ参加者も多く、ただ観戦するのも楽しい。
特に今回は、元卓球女子日本代表の平野早矢香さんも来場する。
彼女がスリッパを手に卓球する姿、見逃せない。



▲昨年のベストドレッサー賞


http://sunyama.soreccha.jp/e432038.html  


Posted by かいさく at 18:07Comments(0)山口県稜線サンデー山口
2018年5月11日付サンデー山口掲載「稜線」より


5月3日から6日まで山口市菜香亭で開催された「維新の陶工 大和作太郎と山口焼」展を見た。

山口焼は、下竪小路の商家・萬代家が、萩から大和作太郎を職長に招いて1890(明治23)年に創業。
当時の嗜好に応じた、多種多様な絵付け陶磁器を、数多く生産した。
2年後に作太郎はその職を辞し、宮野で松緑窯を開いた。
それが、現在の「山口萩焼」の礎となった。

会場には、「山口焼」19点と作太郎による22点の萩焼が並び、「にぎやか」な山口焼と「シンプル」な萩焼との対比が目を引いた。
さらに、現代の山口萩焼作家協会員(含故人)による18点が、作太郎没後約100年もの歴史を重ねたことによる「進化」を、確かに感じさせてくれた。


http://sunyama.soreccha.jp/e431622.html  


Posted by かいさく at 10:03Comments(0)山口県稜線サンデー山口
2018年4月27日付サンデー山口掲載「稜線」より


3月末に朝のワイドショーで取り上げられ、初めてその存在を知った。
漫画の海賊版サイト「漫画村」だ。

名作から新作、漫画週刊誌の最新刊まで、5万冊以上の漫画を、すべて無料で読むことができる。
もちろん、漫画家や出版社の許可は得ていない。
そのようなサイトが存在することも、そこにアクセスする人が大勢いることも、自分の「常識」にはなかったので驚いた。
その後の「ブロッキング」等のいきさつは、さまざまに論議も呼んでいる。

サンデー山口は40年間にわたり、無料での発行・お届けを続けている。
収入は、海賊版サイト同様広告のみ。
だが、彼らとは違い、コンテンツは自分たちで一生懸命制作している。
「濡れ手で粟」の彼らは許せない。


http://sunyama.soreccha.jp/e430777.html  


Posted by かいさく at 17:09Comments(0)稜線サンデー山口
2018年4月20日付サンデー山口掲載「稜線」より


4月22日(日)は、山口市議会議員選挙の投票日だ。

2月4日に投開票された山口県知事選の投票率は、過去最低の36.49%だった。
山口県選管が算出した年齢別投票率(抽出調査)を見ると、最も高かったのは75~79歳の54.54%。
以下、70~74歳(51.35%)、65~69歳(49.10%)、60~64歳(44.58%)、55~59歳(41.55%)、50~54歳(40.65%)、80歳以上(37.62%)、45~49歳(34.12%)、40~44歳(31.30%)、35~39歳(27.13%)と、ほぼ年齢順に下がっていく。
選挙権を得た18~19歳は24.25%で、最も低かったのは20~24歳の13.50%。
実に86.50%もの人が投票していないわけだ。




生活に最も近い議員を選ぶ22日の選挙。
このような投票率にはしたくない。


http://sunyama.soreccha.jp/e430424.html  


Posted by かいさく at 13:19Comments(0)山口県稜線サンデー山口

2018年04月13日

創刊40周年

2018年4月13日付サンデー山口掲載「稜線」より


4月に入ってから、本紙の題字に「創刊40周年」のワンポイントが入っている。
お気づきになられただろうか?



 
サンデー山口は、1978(昭和53)年8月に創刊した。
創業スタッフは、1885(明治18)年創刊・同年4月に廃刊となった県紙「防長新聞」に勤めていた新聞記者たち。
民放テレビ局を参考に、広告料だけで成り立たせる無料地域新聞を発想し、立ち上げたのだ。

「地域社会の動きを敏感にとらえ、それを的確に広く市民に伝える」が、創刊時の理念。
それから40年。
われわれを取り巻く環境は大きく変わり、良くも悪くも複雑な世の中になった。

そのような中、より一層皆様のお役に立てるよう、弊社社員一同、精進して参ります。


http://sunyama.soreccha.jp/e430044.html  


Posted by かいさく at 13:53Comments(0)稜線サンデー山口
2018年4月6日付サンデー山口掲載「稜線」より


今年、福島県会津若松市では、明治維新ではなく「戊辰150周年記念事業」が展開されている。会津では、いまだに長州への遺恨が残っていると、しばしば耳にする。

その背景には、戊辰戦争後に「新政府軍が会津藩士の遺体の埋葬を許さず、半年間野ざらしにされた」との言い伝えがある。ところが昨年10月、同市在住の野口信一さんが、それを覆す史料「戦死屍取仕末金銭入用帳」を発見した。

それには、新政府は会津藩の降伏から10日後に埋葬を命令したとあり、567人の64カ所への埋葬が、詳しく記録されているそうだ。

「怨念」の要因は一つではないのだろうが、150年後の「雪解け」に期待したい。


http://sunyama.soreccha.jp/e429658.html  


Posted by かいさく at 17:45Comments(0)山口県稜線サンデー山口