2008年02月22日

平井元知事

さきほど、維新百年記念公園内のスポーツ文化センターで午後2時からあった平井龍元知事の葬儀から帰ってきました。



県内全域から、多くの人が参列されていました。



ご遺族の意向で、供花や御霊前はお受け取りになられず、葬儀は質素かつ荘厳に、神式で執り行われました。



平井さんが知事を務められたのは、1976年から96年にかけて。
僕からすると、10歳から30歳までの期間です。

10歳当時は県政など全く関心ないし(当たり前!)、高校卒業してからはしばらく山口を離れていたので、「平井県政」について語れるようなことは何もありません。

ただ、「県土1時間構想」については、アタマに刷り込まれています。

県内どこからでも県庁まで1時間以内に来られるようアクセス道路を整備するとともに、山口県東西南北の均衡ある発展を目指すというもの。

このことは評価される点も多いのでしょうが、もしかしたら予算のばらまきや、中核都市形成の阻害要因になったのかもしれません。

とはいえ、第一次オイルショック後の財政再建の手腕は、たいへんな評価をされています。

葬儀では、遺族代表の平井隆光さんが「知事退職後も、毎日書斎に貼った山口県地図をながめていた。1997年ごろ既に『21世紀になれば道州制の論議が活発化するだろう。アメリカのデラウエア州のように小さいながらも特色のある、存在感のある県にならなければ』と説いていた」とのエピソードを披露。

当時は道州制などあまり現実味のなかった時代ですから、さすがです。


僕が山口にUターンしたのは93年なので、最後の期の途中。

パーティーなどで同席した時には威厳があって、ちょっと近寄りがたい雰囲気でした。

でも、知事を退任された後は、割と気さくに話していただいたりもしました。

最後にお会いしたのは、一年くらい前になるでしょうか…。





ご冥福をお祈りいたします。


  


Posted by かいさく at 16:14Comments(0)山口県