2008年04月18日

初めての靖国神社

本日、サンデー山口の「稜線」というコーナーに掲載したコラム。


10日から12日にかけて東京へ行ってきた。

参議院の厚生労働委員会(10日)および本会議(11日)の傍聴、首相主催「桜を見る会」(12日)への参加、国会議事堂や首相官邸、皇居の見学等々、初体験の連続だった。

そして、これまた初めて行ったのが靖国神社だ。
敷地内にある展示館・遊就館も、駆け足で拝観してきた。

今、ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止問題が波紋を広げている。
このことについて日本新聞協会は「上映中止は残念でならない。映画の内容をどう評価するかは個々人の問題であるが、その評価、判断の機会が奪われてしまうことは、表現・言論の自由を擁護する立場から看過できない」とコメントしている。
同感だ。

同様に靖国神社参拝問題についても、よく知った上でいろいろと判断していきたい。
現時点で持つ知識では、わたしはまだコメントできる立場にはないと考えている。

ただ、行ってみてわかったのは、都心の一等地に立地する、とても自然あふれる神社だということ。
おでんやそば、焼き鳥などの食事を提供する外苑休憩所も、レトロな雰囲気で楽しい。
このような施設でもめ事がたびたび起きてしまうのは、実にもったいない気がした。










 ↑ 遊就館入口。特別展「幕末維新展」が、今年12月8日まで開かれています


 ↑ 玄関ホールにはゼロ戦や、タイとミャンマーとを結んだC56型機関車などが展示


 ↑ 外苑休憩所





A級戦犯合祀に対する意見は多々あると思います。

ただ、国内外における戦場で亡くなられた、250万人近くの罪のない方々に対する哀悼の意だけは、感謝の念とともに常に持ちたいものです。
今を生きるわれわれは。

  


Posted by かいさく at 15:55Comments(0)稜線