2010年01月22日

郷土の偉人を学ぼう

きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。


今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」は、全国的に人気の高い坂本龍馬が主人公なだけに、好調な滑り出しを見せているようだ。

薩長同盟を取り持ったくだりは深く描かれるだろうし、妻・お龍とともに暮らしもした下関は、物語の終盤で重要な舞台にもなるだろう。

吉田松陰は2月7日放送の第6回「松陰はどこだ?」で初登場。

ほかにも長州藩から桂小五郎(木戸孝允)、高杉晋作、井上聞多、三吉慎蔵、伊藤俊輔(博文)らが登場するだけに、山口県人としてはチェックしておきたい。


最近、全国各地で「郷土の偉人を学ぼう」との気運が高まっており、素晴らしいことだと思う。

県教育委員会も昨年、公立小中学校の授業などで吉田松陰について取り上げるよう推奨した。

しかしながら県教職員組合などでつくる団体は「優れた人物とする見方もあるが、幕府要人の暗殺計画を立てた人を道徳教育の対象とするのは間違い」「外部からすべての学校に指示を出すことは教育への不当介入」などと反発したのだという。


子どもたちに、生まれ育つ地域について教えるのは、とても大事なこと。

郷土の先人たちは、その格好の材料になるはずだ。

いろいろな見解があるのなら、そのことも含めて教えればいい。

  


Posted by かいさく at 20:21Comments(2)稜線