5月7日付サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。



いささか古い話で恐縮だが、どうしても書いておきたい。

4月25日に投開票された、山口市議会議員選挙における投票率のことだ。


結果は、選管予想の60%を大幅に下回る、過去最低の55・98%だった。

100人中44人が、市全域で6万8209人もの有権者が、投票を放棄したのだ。

最も低かった地区は、小郡の40・50%。

転勤族にとっては「山口市がどうなろうか関係ない」ということか?


過去の意識調査によると、投票しない理由には「投票しても政治は良くならない」「有権者の政治に対する不満、不信のあらわれ」「若い人の政治的無関心」「政治よりも自分の生活を中心に考える」「用事があった」「政治に期待していない」などがあげられている。

あまりに人ごとで、言葉を失ってしまう。


今回は、一地方議会の議員選挙だが、山口県の県都の行方を占う選挙でもあった。

前にも小欄で書いたのだが、選挙権の「権利」を放棄してしまえば、政治にもの申す「権利」まで放棄したと見なされても仕方がないと思う。

まずは投票。

その上で、言いたいことがあれば、選挙で選ばれたわれわれの代表にぶつければいい。

投票しなかった人たちには、次の選挙まで黙っておいてもらおう。




参院選も近づいてきましたが、どの選挙も同じだと思います。

投票行動をした上で、意見があればぶつけましょう。

あと、意見ではなく、ただ「批判」をぶつけるのは、後ろ向きなのでやめましょうよ。

最近すごく感じていることです。


  


Posted by かいさく at 20:17Comments(2)稜線