1月21日付サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム(の完全版)。
年末年始にかけ、山口宇部空港発着チャーター便を利用した台湾ツアーに参加した。
現地に入り驚いたのが、あちこちに「建国100年」という文字が躍っていたこと。
今年は、1911年の辛亥革命から100年という記念の年なのだ。
年越しのイベントも、例年より盛大に“国”内各都市で開かれていた。
しかしながら、平和な戦後日本で生まれ育った我が身には「建国100年」と言われてもピンと来ない。
台湾の特殊な事情について多少の感覚は持つものの「“二つの中国”になったのは戦後なのに、なぜ100年?」程度だ。
中国大陸において、辛亥革命によって「中華民国」が成立した。
前後の歴史舞台には、孫文、袁世凱、蒋介石、張作霖、毛沢東などの人物が登場する。
そして、満州事変、日中戦争、日本の敗戦を経て、1946年に中国国民党と中国共産党との対立が激化。
敗北した蒋介石国民党は、1949年12月に遷都という形で台湾へと逃亡、今に至る。
今年台湾で祝われているのは、大陸での中華民国誕生からの「建国100年」であり、その前も含む50年間は日本の統治下だった。
いろんな歴史背景もあり、他国の人たちは「国」というものへの意識が非常に高い。
一方、日本国においては「建国記念日」すらない。
※2月11日は「建国記念の日」
尖閣諸島、竹島、北方領土等々領土トラブル時にだけ騒ぐのではなく、常日ごろから国家観というものをしっかり持っておきたいものだ。
年越しは花蓮という都市でした。
↑ 盛大なステージイベント
↑ カウントダウン終了とともに花火が次々に
↑ 花火終了後、地面に散らばっていた紙吹雪
↑ 宿泊ホテルでの催し案内。「100年おめでとう!」と(多分)書いてあります
年末年始にかけ、山口宇部空港発着チャーター便を利用した台湾ツアーに参加した。
現地に入り驚いたのが、あちこちに「建国100年」という文字が躍っていたこと。
今年は、1911年の辛亥革命から100年という記念の年なのだ。
年越しのイベントも、例年より盛大に“国”内各都市で開かれていた。
しかしながら、平和な戦後日本で生まれ育った我が身には「建国100年」と言われてもピンと来ない。
台湾の特殊な事情について多少の感覚は持つものの「“二つの中国”になったのは戦後なのに、なぜ100年?」程度だ。
中国大陸において、辛亥革命によって「中華民国」が成立した。
前後の歴史舞台には、孫文、袁世凱、蒋介石、張作霖、毛沢東などの人物が登場する。
そして、満州事変、日中戦争、日本の敗戦を経て、1946年に中国国民党と中国共産党との対立が激化。
敗北した蒋介石国民党は、1949年12月に遷都という形で台湾へと逃亡、今に至る。
今年台湾で祝われているのは、大陸での中華民国誕生からの「建国100年」であり、その前も含む50年間は日本の統治下だった。
いろんな歴史背景もあり、他国の人たちは「国」というものへの意識が非常に高い。
一方、日本国においては「建国記念日」すらない。
※2月11日は「建国記念の日」
尖閣諸島、竹島、北方領土等々領土トラブル時にだけ騒ぐのではなく、常日ごろから国家観というものをしっかり持っておきたいものだ。
年越しは花蓮という都市でした。
↑ 盛大なステージイベント
↑ カウントダウン終了とともに花火が次々に
↑ 花火終了後、地面に散らばっていた紙吹雪
↑ 宿泊ホテルでの催し案内。「100年おめでとう!」と(多分)書いてあります