きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。



2000(平成12)年2月、それまで中市商店街の“核店舗”だった商業ビル「アルビ」が突然に閉店。



 ↑ 閉店後の閉ざされた入口(2003年1月1日サンデー山口紙面より)


1998(平成10)年5月「山口サティ」閉店、同6月「ダイエー山口店」閉店に続いて、当時の中心商店街に激震をもたらした。

以来ずっと空き店舗だったこの場所が、11年ぶりに“復活”

21日に複合商業施設「マルシェ中市」が、念願のオープンを果たした。


これは、中心市街地の居住人口・商店街通行量・売上金額等の増加を目的とする「山口市中心市街地活性化基本計画」において、「2核十字型モール構想」の東の核に位置づけられる施設。

「市場移転再生事業」により川端市場・公設市場から11店が入店。

2007(平成19)年12月にオープンした西の核・「どうもんパーク」と並び立つことで、集客力向上を目指す。


小欄では、昨年2月に高知の「日曜市」のにぎわいを、10月には「マルシェ・ジャポン」の全国人気を取り上げ、生産者が直売する「市」やマルシェのパークロードでの開催を訴えた。

買い物する際、そこに会話があることが、地域の「絆」強化につながると考えたからだ。


生産者による直売ではないものの、マルシェ中市には売り手と買い手との交流が確かにある。

これからの日本、地域に求められるのは、住む人たち同士の「絆」だ。




  


Posted by かいさく at 19:53Comments(0)稜線