2011年12月15日

明治の洋食ランチ

「山口市菜香亭」のふすまの下貼りから発見された、明治20年代の洋食メニューを再現・提供しようとの試みがあります。


しばらく前のこと(10月)になりますが、その再現レシピの試食会に参加しました。




当時、洋食などは庶民の口には絶対入らなかったことでしょう。
「上流階級気分」(?)も味わえました。

ちなみに、当時存在しなかった調味料は一切使用されていません。
主に塩、コショウ、バターでの味付けだそうです。


1.アップルウォーター
リンゴに熱湯をかけて作るジュース。6個で4.5リットルできるとのこと。




2.7種類の野菜スープ
ダイコン、キャベツ、タマネギ、セロリ、ジャガイモ、ニンジン、ネギの7種類




3.スズキのボーイロ ミルクソース
ボーイロとはボイルのこと




4.牛肉カツレツ マセドアンサラダ添え
割と現代風でした(^^;






5.ストロベリークリームとアップルジェリー
アップルジェリーは、結構モチモチの食感




6.幕末パン
今月末まで「創業祭」開催中のサビエルカンパーナ(山口市亀山町5-2、tel:083-923-6222)で販売されています。




みな一様に述べた感想は「今でも通用する」ということ。
とても、120年前の料理だとは思えませんでした。


これを提供するには、2500円程度はもらわないとペイできないとのこと。
工夫してコストを下げ、もう少しメニューの選択肢も増やして、通常提供できる場所ができるといいのですが…。


  


Posted by かいさく at 19:43Comments(0)食べ物