きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。



あと1週間で、山口盆地に夏の訪れを告げる“祭りシーズン”がやってくる。

トップバッターは20日(金)からの山口祇園祭

大内氏28代・教弘が1459(長禄3)年に京都から伝えてきたとされており、約550年もの伝統がある。


もともとは、向暑の疫病退散と、地域住民の繁栄・親睦を目的に始まったものだが、その役割は時代とともに変遷を続けてきた。

「昭和の子どもたち」にとっては年に数度の一大レジャーの場だったが、塾や習い事に忙しい「平成の子どもたち」はテーマパークへのお出かけの方を好みそう。

祭りの日を指折り数えて待つ、なんてことも最近ではなさそうだ。


「お祭りは、見るよりも参加した方が楽しい」。

一般によく言われることだが、ここ山口では必ずしもそうなっておらず、むしろ逆。

だが、他県を見ると、子どもから大人まで、祭りへの参加意欲は非常に高いように感じられる。

山口市もそうなれば、江戸時代初期に「西国一」と賞されていた往時のにぎわいを、少しでも取り戻すことができるだろう。


御神輿、祇園囃子、山車、市民総踊り…。

これらはその気になれば誰でも参加できる。

一部の人たちだけに楽しませておくのはもったいない。






今年の御神輿、「担ごう」と思われた方、まだ間に合います。

20日(金)と27日(金)巡行の「男神輿」は、tel:083-921-1566へ。
16日(月・祝)締め切りです。

27日(金)巡航の「女神輿」は、tel:083-925-2300へ。
19日(木)締め切りです。


  


Posted by かいさく at 21:26Comments(0)稜線