8月23日付サンデー山口(山口版)の「稜線」に掲載したコラム。



山口情報芸術センター(YCAM)開館10周年を記念しての「YCAM10周年記念祭」。

7月6日から始まった第1期も、残すところあと1週間(9月1日まで)だ。


「アートと環境の未来・山口」をテーマに、各種催しが展開されているが、なかでも中心商店街における展示は、これまで同施設とかかわりを持たなかった(=YCAMにわざわざ足を運ばなかった)市民が気軽に接触できる場だ。

山口から世界へ発信するメディアアートが、地元の一般的な人たちにどう受けとめられるのか…。


8月17日(土曜)の午後、道場門前の「YCAMドミューン」「スポーツタイムマシン」、中市の「パブローブ」などをのぞいてみた。

どの展示も素晴らしい内容なのだが、残念ながら会場は閑散としていた。

さらに「YCAMドミューン」のそもそもの開館時間は、平日が午後11時で週末は深夜0時までだったのだが、8月12日からは午後10時へと早められた。

その一方で「とくいの銀行」(米屋町)には、200人以上が約540件の「得意」を預ける「盛況」だという。


山口の人は「保守的」だと、よく評される。

だが「変化」の激しいこの時代、常に未来を思考すべきだと思う。

ならばこのような催しには、人があふれかえるような山口市でありたい。




 ↑ YCAMドミューン


 ↑ パブローブ



  


Posted by かいさく at 19:25Comments(0)山口市稜線サンデー山口