1月17日付サンデー山口(山口版)の「稜線」に掲載したコラム(の完全版)。




新しい年を迎え、あっという間に半月が経過した。

その間に、山本繁太郎県知事が辞職。

2月23日投開票の知事選、4月27日投開票の市議選と、山口市民にとっての2014(平成26)年の前半戦は、選挙の続く慌ただしい日々となる。

さらに、4月1日には消費増税も待ち受ける。

果たして今年はどんな1年になるのだろうか?


昨年6月調査の2013(平成25)年度県政世論調査(1679人が回答)を見ると、山口県民の「暮らし向きの満足度」は、「不満・やや不満」が53.2%(前年比3.1%増)、「満足・やや満足」が45.1%(同3.9%減)と、不満派が増えつつある。

また「2~3年前に比べた暮らし向き」は「悪くなった・少し悪くなった」が37.5%なのに対し、「良くなった・少し良くなった」はわずか7.9%。

「今後の生活の見通し」についても「暗い・やや暗い」が65.1%で、「明るい・やや明るい」(32.3%)の2倍となっている。

県民の生活実感は、新聞等を飾る「景気回復」という言葉からは、ほど遠いようだ。

調査時から約半年が経過したが、劇的な変化はないだろう。


山口商工会議所の新春互礼会で齋藤宗房会頭は「今年は会員が『儲ける』年にしたい」と述べた。

同感だ。

地場企業が活気づかなければ「山口での明るい暮らし」は絶対にやって来ない。

両選挙を経て、そのような1年になることを願いたい。



  


Posted by かいさく at 18:24Comments(0)山口市山口県稜線サンデー山口