2008年05月02日

残念なバス会社

本日、サンデー山口の「稜線」というコーナーに掲載したコラム(の若干長めバージョン)。


今年1月には山口市内で、また4月には山口県全域で「公共交通を利用しよう」という趣旨のキャンペーンが展開された。
環境問題などを考えると、マイカーから公共交通へのシフトは待ったなしだ。

ところが先日、その流れに水を差す、残念な経験をした。

平日の夕方、バスに乗ろうと定時の少し前にバス停へ。
ところが、待っても待ってもやってこない。

3分、5分、10分…。
しびれを切らし運行会社に電話すると
「道路も込む時間帯なので遅れているのだろう。予定時刻より早く出ることは絶対にないのでもうしばらく待って」
との返事。

だが来ない。
20分後に電話しても同様の回答だ。

しかし来ない。
その5分後にもう一度電話。
すると返ってきたのが「運転手とは連絡がとれないし、バスの現在位置もわからない」。
10分程度やりとりしたのだが、延々これが繰り返されるだけで、前向きな回答は何一つ返ってこなかった。

もともと便数の少ない上にこれでは、ユーザーはたまらない。
携帯電話用のハンズフリーキットは、安いものなら千円も出さずに手に入る。
連絡のとれる体制に、なぜしないのか?

ガソリン税の暫定税率問題が大きな物議を醸す今は、逆に大きなチャンスでもある。
公共交通機関の方々には、より一層気を引き締めてもらいたい。


携帯電話を持たない大勢のお年寄りも、きっと同じような目に遭っているのでしょう。

また、バスが先に出てしまったことよりも、むしろその事に対する対応の方に憤りを感じます。

電話口からは、仕事に対する「責任感」がまるで感じられませんでした。



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Posted by かいさく at 15:01│Comments(2)稜線
この記事へのコメント

こんにちは、開作さん。
僕も同じような経験をしたことがあります。確かに運行の正確性やサービス面も大切ですが、電話や対面での対応ではお客様に不安や不満を与えないように気をつけるのが当たり前だと思います。特に公共交通機関なら尚更。僕も時々お客様の対応にでることがありますが、言葉遣いや対応方をいつも気にしてます。
他人事ではないので僕も気をつけますね(>_<)
Posted by ノラクマ at 2008年05月03日 11:01

6日付の読売新聞1面は「身勝手110番急増」という記事が飾りました。
「雨なので家まで送って」「ケータイ電源入らない」「トイレに紙持ってきて」。
110番の受理件数が減る中、このような通報は逆に増え続けているそうです。
社会モラルが低下し、「クレーマー」と呼ばれる人や「自分さえよければいい」という人も数多く見られる世の中になりました。
そのような方々への対応には、どの会社も苦慮しています。
ただ、だからといって、大多数を占める“普通の”ユーザーへの対応がおろそかになってはいけないはずですよね。

また、公共交通機関という意味では、大事故が起きた後に社内体制の不備が指摘され、幹部社員が記者会見で謝罪、このような光景は見飽きました。

業務を遂行する上では、常に自分に厳しくありたいものですね。
約20人を雇用する社長としての自戒も込めて…。
Posted by 開作 真人 at 2008年05月07日 15:27
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