きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。


５月３０日（土）、一の坂川周辺で開催された「ほたる祭り」に出かけた。


会場に着いて何より驚いたのはその人出。

マリン水の上店での夜市、山口ふるさと伝承総合センターでの陶芸や菓子販売、一の坂川多目的広場での大殿春秋会による焼き鳥やうどん販売、Ｃ・Ｓ赤れんが前広場にズラリと並んだ数々の夜店、どこも長蛇の列だ。

そして、車両通行止めとなった伊勢橋から御茶屋橋の間は、会場で出合った知人がみな「ホタルより人間の方が多いね」と口をそろえるほど、老若男女でごった返した。


とはいえ、主役はもちろんゲンジボタル。

午後８時前から光りだし、すっかり暗くなった８時半ごろには、多数の淡く幻想的な光が川の周囲を飛び回り、あちこちで歓声も起きていた。


山口市観光課は、見ごろが続く７日（日）までを「ほたる観賞ウイーク！」と定めている。

「大殿ホタルを守る会」によると、２日時点のホタル発光数は３０日のおよそ倍、１６４９にまで増えた。

あす６日と７日には、県立図書館前臨時駐車場も午後１０時まで無料開放される。

もう出かけられた方も、まだの方も、初夏の風物詩を見に、ぜひ足を運んでほしい。




残念な事に、山口市では今雨が降っており、今夜はホタルがみられそうにありません。

山口ふるさと伝承総合センターのホームページによると、昨夜の観測数は１５２０。

最後の見ごろとなる明日、あさってに期待しましょう。


また山口市でも、もう少し後に見ごろを迎える地域もあります。

一の坂川を見逃したら、宮野や仁保地区での観賞を！