10日夜、4回目となる「山口経世白虎会」がホテルニュータナカでありました。
今回は「地域活性化への新たな取り組み」と題して、農水省大臣官房政策課の木村俊昭企画官が講演。
NHKテレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」でも紹介されたスーパー公務員で、もともとは小樽市職員だった方です。
ちょうど1984年に小樽市に入庁されたとのことで、その翌年に隣の札幌市、北海道大学に入ったわたしとは、当時どこかで遭遇してたかも。
さて、この日の講演では、山口県内の各自治体にとって耳の痛い話も飛び出しました。
自治体における「中心商店街」「温泉地」「企業団地」などの個別振興策(個別最適化)は、必ずしも全体最適化にはつながらない、ということです。
「全体最適化」とは、すなわち一人当たり市民所得が向上するか否かが判断基準。
広い自治体内の一部だけが潤う施策は、一部の人しか関わることもなく、所詮一時しのぎにしかならないということです。
自治体全体のトータルコーディネートが大事。
また、「都会に出て行く」ではなく、「この地に住み続け、この地を良くしていく」と思う子どもたちを育てていく重要性も、説いていただきました。
木村さんは、11月28日(土)午後7時からテレビ山口でオンエアされる「キズナ食堂」にもご出演されるそうですよ。
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今回は「地域活性化への新たな取り組み」と題して、農水省大臣官房政策課の木村俊昭企画官が講演。
NHKテレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」でも紹介されたスーパー公務員で、もともとは小樽市職員だった方です。
ちょうど1984年に小樽市に入庁されたとのことで、その翌年に隣の札幌市、北海道大学に入ったわたしとは、当時どこかで遭遇してたかも。
さて、この日の講演では、山口県内の各自治体にとって耳の痛い話も飛び出しました。
自治体における「中心商店街」「温泉地」「企業団地」などの個別振興策(個別最適化)は、必ずしも全体最適化にはつながらない、ということです。
「全体最適化」とは、すなわち一人当たり市民所得が向上するか否かが判断基準。
広い自治体内の一部だけが潤う施策は、一部の人しか関わることもなく、所詮一時しのぎにしかならないということです。
自治体全体のトータルコーディネートが大事。
また、「都会に出て行く」ではなく、「この地に住み続け、この地を良くしていく」と思う子どもたちを育てていく重要性も、説いていただきました。
木村さんは、11月28日(土)午後7時からテレビ山口でオンエアされる「キズナ食堂」にもご出演されるそうですよ。
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Posted by かいさく at 19:39│Comments(5)
│仕事
この記事へのコメント
地域活性化の事についてはボランティアをしているものとして常に考えているわけだが、地区住民の多くをそのような方向に醸成していくにはどうしたらよいのかが1番の問題だと思っていますがあなたのような立場でどの様にすれば良いとお考えですか?。
Posted by やまと at 2009年11月12日 20:45
やまとさん、コメントありがとうございます。
地域の活性化について真剣に取り組む人、まったく考えない人、仰るようにいろんな方がいらっしゃいます。
100人いれば100通りの考え方があるわけで、それはそれで受け入れざるを得ないのだと思います。
しかしながら、前者のような人たちがバラバラで行動するのではなく、意思統一して一つの方向にみなで向かっていければ、地域も変化していけそうな気がします。
そのためにも、本文で書いたように「地域コーディネーター」の存在が求められますね。
Posted by 開作 真人 at 2009年11月13日 22:13
はじめまして。
やまとさんが言われるのは、地域を活性化するにはどう住民意識をその方向にもっていくべきかということではないかと思いました。
この講演では、市民所得を活性化の判断基準とされたようですから、ボランティアによる活性化とは次元が違うように読んでいて感じましたがどうでしょう。
この地に根付いていく子どもたちを育てることは大変重要であると私も思います。
Posted by ソラン at 2009年11月14日 00:08
ソランさん真摯な意見ありがとうございます、
この問題はハードで富士登山と同じでしょうか、道は色々ありそうですね、
住民の住民による問題意識の捉え方でしょうか、地域コーディネーターを内部で育てるか外部から呼ぶのか、子供の教育は地域ぐるみで取り組むものだと思って頑張ります。
Posted by やまと at 2009年11月14日 00:24
ソランさん、補足コメントありがとうございます。
この会は以前も書いたように、経営者や各種団体トップで構成される会です。今回は特別に、山口市役所からも約70人が聞きに来ていました。
木村さんは行政の方でもあり、必然的にマクロの視点からの話になります。
ソランさん、やまとさんお二人ともご指摘のように、子どもたちに対し「東京に出て出世して」ではなく「山口を愛して、地域とともに幸せに暮らして」と願う考え方や取り組みを、この地域でも進めるべきです。
木村さんの講演でも、学校、行政、民間事業者が一体となった取り組みの成功事例など紹介されました。
Posted by 開作 真人 at 2009年11月14日 10:40