2010年03月19日

FREE

きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。


FREE


今、クリス・アンダーソン著の「FREE(フリー)」が、16万部のベストセラーになっている。

「〈無料〉からお金を生みだす新戦略」との副題が付けられたこの書籍は、今やいたるところで見かける「無料ビジネス」の4モデルを、わかりやすく解説。

また、この本自体、発売前にネット上で全文無料公開(2009年11月)したにもかかわらず、有料(1800円)の書籍もヒットしたことで、「その内容を裏付けた」との大きな反響も呼んだ。


さて、無料の地域情報紙である「サンデー山口」「無料ビジネス」の一つだ。

同書では「三者間市場」と名付けられたビジネスモデルに分類される。

消費者は無料でさまざまなコンテンツを得るが、そのコストは「第三者」の広告主が負担。

ただし、広告費用はサービスや商品代金に含まれるので、最終的には消費者が支払っている。

逆の言い方をすれば、広告主のサービス・商品を読者=消費者が利用しなければ、媒体発行費用の負担者もいなくなり、「札の辻・21」「山口周辺」「おんなの目」や各種記事等のコンテンツも、無料で得ることができなくなるのだ。


そうならないためにも、本紙愛読者のみなさまには、広告掲載企業の積極的なご利用をお願いします。







一般生活者のみなさまは普段特別意識することはないと思いますが、公共放送のNHKを除く各種メディアは、通常、広告が大きな収入源。

フリーペーパーとなると、なおさらです。

それだけに、媒体の作り手側からすると、記事以上に掲載広告内容の利用され具合が気になります。

そこでこのコラムでは、「記事は読むけど、広告は目を通す程度」という読者の方々に、若干「警鐘」を鳴らせていただいた次第。

また、以前にも書きましたが、この「それっcha!」の運営資金も、オフィシャルブログやバナー広告だけでは足りず、当社の発行する「サンデー山口」「HABAHABA」の広告費から充当しております。

それ故「それっcha!」ユーザーの皆様方には、「サンデー山口」および「HABAHABA」だけは、他の媒体とは区別して“特別な愛情”を持って接していただけると、うれしいです。





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Posted by かいさく at 20:49│Comments(0)稜線
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