本日付サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。



1年前の3月11日午後2時46分、観測史上最大級、マグニチュード9・0の「東北地方太平洋沖地震」が発生した。

10メートルを超える津波が東北・関東の太平洋岸を襲い、死者・行方不明者約2万人、建物の全・半壊37万戸以上、大量の放射性物質をまき散らす原発事故発生など、前代未聞の大惨事は「東日本大震災」と命名された。


幸いにしてここ山口では、震災後も平穏な日常が続いている。

そして、ショッキングな映像が連日テレビ画面から流されていたころと違い、最近は被害や復興の状況を頭で「理解」はしても、「感覚」は薄れる一方だ。

もちろん、ご自身や親族、知人が被災されたり、被災地に赴いて復興作業にあたられた方は、そのようなことはないだろう。

しかしながら多くの山口人は、余震の頻発する東日本に住む人たちと違い、地震の恐ろしさを肌で感じることができない。

被災地に足を運び、被害を目の当たりにすれば心境もまた変わるのだろうが、気軽に行ける距離でもない--。


「一つひとつ、それぞれに違った輝きを放つ、かけがえのない大切な生命が、一瞬で数え切れないほど失われていった…」

これは、昨年3月18日の本コラムの書き出しだ。

このときの気持ちを忘れまいと、ここに再掲する。






P.S.10日と11日、被災地へ行ってきます。








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Posted by かいさく at 19:45│Comments(0)稜線
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