5月9日付サンデー山口(山口版)の「稜線」に掲載したコラム(の完全版)。



総務省は5月4日、15歳未満の子どもの推計数(4月1日時点)は1633万人で、前年より16万人減ったと発表。

1981(昭和56)年の2760万人を境に33年連続の減少で、年齢が低くなるほど、その数も少なくなっている。


このままだと日本の人口は、今の1億2714万人が、2060(平成72)年には8674万人になる見通しだ。

65歳以上の占める割合も、25.1%から39.9%に拡大。

約1800ある地方自治体は、人口減によって2040(平成52)年に523が消滅するとも指摘されている。

そこで政府は、人口1億人程度を維持することを、初めて明確に目標に掲げるという。

2020(平成32)年ごろをめどに、高齢者に手厚い予算配分を子育て世代に移したり、女性・高齢者の労働参加の増加、地域の「集約・活性化」の進展などの対策を集中的に進める。


4月25日付の小欄でも書いたように、山口市(都市圏)の人口は、2010(平成22)年の約18万3000人が、2060(平成72)年には11万4000人に減少すると見込まれる。

このまま衰退が続くようだと「集約・活性化」によってその存在は消えてなくなるかもしれない。

その命運は、われわれ市民が握っている。

人の集まる魅力的な都市に、痛みも伴うが「変わる」のか、それとも現状維持を選び「ゆでガエル」になるか…。





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