2009年06月19日

ケチケチ国民

きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。


「みんなで投票チャンネル」という機能が、ゲーム機のWiiに備わっている。

二者択一のアンケートに投票し、他人の投票行動も予想。

その結果を見て楽しむものだ。

国内限定と世界共通の設問があり、地域や国ごとでの考えかたの違いを知ることができる。


先日「自分はケチだと思う?」との世界アンケートが、アイルランド、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、グアテマラ、コロンビア、スイス、スウェーデン、スペイン、デンマーク、ドイツ、日本、ニュージーランド、ノルウェー、パナマ、フィンランド、ブラジル、フランス、ベネズエラ、ペルー、ベルギー、ポルトガル、メキシコ、ルクセンブルクの28カ国で実施された。


結果を国別に見て驚いた。

日本では「思う」との回答が多数派。

ところが他の27カ国はすべて「思わない」の方が多いのだ。

それも、2位のフィンランドでさえ「思う」の比率はわずか3割程度。

ほとんどの国は2割前後だった。


将来への不安が、ケチケチ国民を生み出しているのだろうか? 

混迷する政局などを見るにつけ、今後もますます増えそうだ。

他国のように“心のゆとり”を持てるのは、いつのことだろう。

  


Posted by かいさく at 21:44Comments(0)稜線