2014(平成26)年7月18日付サンデー山口(山口版)の「稜線」に掲載したコラム(の完全版)。



ラケットをその土地に関連した物に持ち替える「ご当地温泉卓球」の初の全国大会が13日、熊本県の黒川温泉で開催され、「湯田温泉スリッパ卓球大会」実行委員会の小松原淳さん(審判部長)が初の全国チャンピオンに輝いた。

ロンドン五輪卓球銀メダリスト・石川佳純選手の父・石川公久さん(同アドバイザー)が3位入賞。

さらに2位には、長門市から参加した安藤健介さん(第3回同大会ダブルス準優勝者)が入り、128人の参加者中、山口県勢がベスト3を独占した


同大会は、昨年佐賀県・嬉野温泉で初開催された「九州・山口大会」が、「全国大会」へと発展したもの。

昨年の黒川温泉(入湯手形)、嬉野温泉(スリッパ)、湯田温泉(同)、長崎県・雲仙温泉(鍋ぶた)に加え、北海道・まっかり温泉(スリッパ)、兵庫県・こんだ薬師温泉(風呂桶)、高知県・馬路温泉(木うちわ)が加わり、全国大会となった。


競技ルールは、1点取るごとに(5種ある)ラケットを変更し、先に5点先取すれば勝ち。


大会終了後には、各温泉地代表(湯田温泉は、同旅館協同組合青年部)による次回開催権をかけた戦いもあり、雲仙が優勝。

来年の開催地に決定した。


さて、湯田温泉スリッパ卓球大会の第1回目が開催されたのは2012(平成24)年4月。

これに嬉野温泉まっかり温泉から参加があり、「ご当地温泉卓球」開催地同士の交流が始まった。

そして翌年の第2回大会には、まっかり温泉黒川温泉がエントリー。

山口での出会いが、まっかり温泉での第3回全日本スリッパ卓球選手権・第8回まっかり温泉スリッパ卓球大会」(今年1月)に黒川勢が遠路はるばる参加するような「ご縁」につながった。


本大会、湯田大会実行委からは4人がエントリー。

前夜の懇親会では、黒川温泉および初対面のこんだ薬師温泉のメンバーと酒を酌み交わした。

さらに大会中は、まっかり、嬉野のメンバーと旧交を温めることもできた。

大会終了後すぐ帰山したわれわれは打ち上げに参加できなかったが、湯田温泉旅館協同組合青年部の5人は同日宿泊し、他の参加温泉地メンバーと親しく交歓した。


湯田温泉スリッパ卓球大会の立ち上げ時には、馬路温泉嬉野温泉雲仙温泉黒川温泉こんだ薬師温泉まっかり温泉との交流が生まれようとは夢にも思わなかった。

今後、まだまだ輪が広がりそうで、ワクワクしている。

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以下、当日の模様の写真リポートです。


 ↑ あいにくの雨で、各温泉地はテントでおもてなし


 ↑ ご当地キャラが並んで開会式


 ↑ 試合開始前、全選手を代表して湯田温泉スリッパ卓球大会(石川さん、小松原さん)がスリッパ卓球のデモンストレーション




 ↑ 石川さん、マスコミインタビュー受けまくりでした






 ↑ ホテル松政・後藤悠子若女将とゆう子が、湯田温泉をPR


 ↑ ベスト8で湯田対黒川の温泉地対決!


 ↑ 見る側も、熱戦に引き込まれます


 ↑ ついに準決勝で湯田温泉先輩(石川さん)後輩(小松原さん)対決!


 ↑ 決勝戦は、湯田温泉対長州どり!


 ↑ 見事、小松原さん優勝です。初の全国チャンピオンに輝きました!


 ↑ 表彰式


 ↑ 本大会の公式ラケット5種です

  


Posted by かいさく at 19:30Comments(0)山口市稜線サンデー山口
2014(平成26)年7月4日付サンデー山口(山口版)の「稜線」に掲載したコラム。



瓦そば」(下関市豊浦町)対「ばりそば」(山口市)
周南冬のツリーまつり」(周南市)対「日本のクリスマスは山口から」(山口市)
岩国錦帯橋空港」(岩国市)対「山口宇部空港」(宇部市)
牛骨ラーメン」(下松市)対「豚骨ラーメン」(宇部市)
湯田温泉」(山口市)対「俵山温泉」(長門市)
徳山動物園」(周南市)対「海響館」(下関市)
ワカメむすび」(萩市)対「青ノリごはん」(下関市豊北町)
佐波川ダム」(防府市)対「阿武川ダム」(萩市)。

以上どれも山口県の“自慢できるもの”。

毎月ジャンルを定め、県内“自慢”を二つ、対決形式で紹介しているのが、弊社の発行する無料月刊誌「HabaHaba」(ハバハバ)のメーン企画「山口 これっちゃ! 対決」だ。


同誌のコンセプトは「山口県での暮らしを楽しくするライフマガジン」

刺激の多い都会にばかり目を向ける県民も多いが、地元・山口県にもたくさん良いところはある。

それらを紹介するこことで「もっと山口での生活をエンジョイしようよ」と提案している。


最新号には「海水浴場対決」を掲載。

内容は「光市(虹ヶ浜・室積)」対「下関市豊北町(角島・土井ヶ浜)」だ。

スーパーの店頭などに並んでいるので、ぜひ手にとって、“山口県を楽しんで”ほしい。






 ↑ これまでの号の表紙を並べてみました


さて、7月28日に発行する次号(9月号)の対決は、帰省シーズンの手土産対決「かまぼこ」対「ういろう」です。

応援コメントも、こちらで募集しております。

  


Posted by かいさく at 19:32Comments(0)山口県稜線サンデー山口
7月6日、山口情報芸術センター(YCAM)で、山口メセナ倶楽部20周年記念公演が開かれ、スタッフとして参加しました。

山口メセナ倶楽部とは、山口市内の団体、事業所および個人が対等に金銭を拠出することで地域の芸術文化活動を支援している組織。
1994(平成6)年6月の設立で、今年で20周年を迎えました。
サンデー山口も、設立当初からの会員で、わたしは副会長を務めています。

今回の公演には、過去20年間に支援を受けた団体の中でも特に優れた、毎年1団体にしか与えられない「読売山口メセナ大賞」を受賞した6団体が出演。

「山口市の文化」を存分に味わえる、とてもぜいたくな時間でした。


まず、ロビーウエルカム演奏観衆をお迎えしたのは「山口クレモナオーケストラ」(第19回メセナ大賞)。



山口県で数々の業績を残された故石井洋之助氏が、戦後間もない1953(昭和28)年に結成した、子供のための弦楽オーケストラです。


会場(スタジオA)での幕開けを飾ったのは「長州青組」(第10回メセナ大賞)。



山口商工会議所青年部によって2000(平成12)年に結成された県内初のよさこいチームで、現在は社会人を中心に約30人が所属しています。


式典等をはさみ、登場したのは「山寺コンサート実行委員会」(第18回メセナ大賞)。



大内文化の礎を築いた興隆寺で行われていた二月会(にがつえ)の再興を目指し、子ども達への鷺流狂言体験と童舞の復元活動に取り組み。

この鷺流狂言は、全国に2カ所(佐渡市・山口市)にだけ残っており、家元がいない民間伝承という形で伝わっています。


次は「劇団演劇街」(第16回メセナ大賞)



親子で楽しめるオリジナル作品を中心に、古典戯曲・文学作品の舞台化まで、幅広いジャンルに取り組む、湯田温泉を拠点に活動している劇団です。


続いては「山口国際交流芸術祭実行委員会」(第17回メセナ大賞)


 ↑ 指揮者は、ロバート・シャルコフさん

県内の国際交流団体及び西京シネクラブ等が、毎年共同でヨーロッパの文化、芸術を紹介しており、今年(7月12日)で12回目を迎えます。


そしてラストを飾ったのは、「第九を歌う会 アン ディ フロイデ」(第11回メセナ大賞)。



2002(平成14)年に結成され、定期演奏会、地域行事への参加、社会福祉施設の訪問などに加え、スペインやドイツを行き来しての国際交流や東日本大震災チャリティーコンサートも実施。
スペイン・パンプローナ市では「フランシスコ・サビエル生誕500年祭」に特別出演もした団体です。
この日は特別ゲストを招いての演奏でした。


さて、冒頭にも書きましたが、「山口市の文化」を存分に味わえる、とてもぜいたくな時間でした。

山口メセナ倶楽部は、「地域の芸術文化活動を支援することで地域文化の向上を図り、住みたくなる都市づくりに貢献すること」を目的にしています。


「わたしも山口市の文化を支えたい」、逆に「自分の活動を支援してほしい」など、ご興味もたれた方は、山口メセナ倶楽部事務局へご連絡を。

  


Posted by かいさく at 21:44Comments(1)山口市