きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。



山口市などでつくる「山口市公共交通委員会」は、きょう3月5日を「市内一斉ノーマイカーデー」と定め、市民にマイカー利用の自粛を呼びかけている。


幸いなことに職住近接のわたしは、毎日徒歩での通勤。

マイカー利用は休日が中心だ。

夜に宴席がある時には、湯田の繁華街までは徒歩15分程度なので歩く。

そして“山口”での会合には「時間があえば」バスを利用する。

「時間があえば」というのは、最寄りバス停には1時間に1本程度しか止まらないので、会合の開始に「遅れず、かつ待ちすぎ(早すぎ)ない」到着予定の便に、乗車が制限されるからだ。

便数が増えるなどしなければ、今以上に利用することは難しい。


いまさら、の話ではあるが、全国の県庁所在地で唯一「線引き」のなされていない山口市は、郊外団地等の開発が無秩序に行われ続けために、公共交通の育ちにくい都市構造になってしまった。

この街ではマイカーは“生活必需品”だ。


しかしながら超高齢社会を目前に控え、“利用しやすい”公共交通体系の整備は急務。

新山口駅ターミナルパーク整備と、渡辺市長の提言する中心商店街近くへのバスターミナル設置が、「公共交通を利用しやすい街」へと変わる第一歩になると期待したい。


  


Posted by かいさく at 11:19Comments(0)稜線