2015(平成27)年2月6日付サンデー山口(山口版)の「稜線」に掲載したコラム(の完全版)。


1月30日付本紙で紹介したように、2014(平成26)年に連載した「明治維新鴻業の発祥地、山口 今年は『井上馨(聞多)、袖解橋での遭難』から150年」が、静岡市清水区の「井上馨侯爵を顕彰する会」(堀芳広代表)、さらに井上馨の子孫である井上光順さんとのご縁を生んだ。

そして光順さんには、今年9月1日に迎える井上馨没後100周年のタイミングで、「井上馨侯爵を顕彰する会」をはじめ諸団体から「追悼する会」開催の申し出が寄せられていることなどもわかった。


井上馨が「名付け親」で、還暦祝賀会なども催された料亭「祇園 菜香亭」、今の「山口市菜香亭」や、大殿のNPO法人「大路小路まち・ひとづくりネットワーク」では、没後100周年にちなんだ展示や講演会などを昨年から実施している。

昨日菜香亭で始まった展示「没後100年 聞多復活」は4月5日(日)まで開催。

また、あす2月7日午後5時半からは、郷土史家・松前了嗣さんによる講演会「鴻城軍総督井上馨」もある。


ただ、没後100周年に関する話題は、ほかでほとんど聞かない。

静岡市で「郷土の偉人」と言われ、追悼会も企画されているというのに…。


出身地・山口市こそ「郷土の偉人」に対し、きちんと行動せねば。


  


Posted by かいさく at 00:00Comments(0)山口市山口県稜線サンデー山口