13日付サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。



先日、観光研修で阿蘇地域を訪ね、阿蘇地域振興デザインセンターの坂元英俊事務局長の話を聞いた。

彼は、阿蘇地域1市7市町村の広域連携プロジェクトを、自治体や民間団体とともに推進している中心人物。

というと豪腕をふるっているようにも聞こえるが、全く逆。いつも笑顔でニコニコの人だ。



2001年に就任した彼は、地域の課題を「広域回遊」「観光客のニーズ変化」「幹線道路の渋滞」だととらえ、その解決に向け「回遊のコースづくり」「もてなしの人づくり」「交通体系づくり」に取り組もうと考えた。

それらを重ね合わせ「ゆっくり・のんびり・阿蘇大陸」を総合コンセプトとし“スローな阿蘇づくり”に取り組んでいる。



何よりも重要視しているのが“地域づくり”

まずは住民たちが「地域の良いところ」を再認識することから始まる。

そうして地域を好きになり、誇りに感じるようにもなる。

その上でそれぞれの地域は、よその人に来てほしいのかそうでないのかを決定。

来てほしい地域は、自らが行動しお金も出して「見せる」「体験交流する」「泊まる」「食べる」「資源の商品化・販売」などのメニューを開発。

それらを通じて人間性も向上し、笑顔で“本物”のおもてなしもできるようになるのだ。



翻って、山口ではどうだろうか?





この視察に関しては、この記事でも若干触れました。

以下に視察時の写真をいくつか掲載。


 ↑ 昼食をいただき、その後坂元さんの説明を伺った「森の駅どんぐり」


 ↑ 昼食の内容


 ↑ タウンツーリズムが実施されている阿蘇神社門前町商店街


 ↑ 同商店街名物・馬肉を使ったコロッケ「馬ロッケ」


 ↑ 販売されてる肉屋「とり宮」さんには、普通に馬肉が並んでます。さすが熊本!
  


Posted by かいさく at 18:16Comments(0)仕事