本日付サンデー山口の「稜線」というコーナーに掲載したコラム。


先日、ある県議の方から、昨年末に山口県議会で議員提案によって制定された「山口県ふるさと産業振興条例」についての説明を受けた。


簡単にいえば「地産地消」の推進なのだが、その対象を「ふるさと産業」と幅を広げ、工業製品や各種サービスの提供者にも当てはめようというもの。

県内で生産されても県外出荷されるばかりの工業品がある一方で、同じ用途の県外生産品が県内で使用されていることなどのミスマッチ解消もねらっている。


前文には「地域間競争が激化し、地域活力への影響が懸念されている中、地域活力を高めて本県が持続的発展を遂げるためには、県民がふるさとを愛しはぐくむ意識を持って、ふるさと産業の重要性について理解を深めるとともに、地産地消を進めることが重要である」とある。

強制力のないこの条例では、まず「ふるさと産業について理解を深めるとともに、自ら進んで県産品等を消費・利用するよう努めることによって、地産地消の推進に積極的な役割を果たすこと」を県民に呼びかけている。


「お買い物をするなら地元商店で」ということに加えて「他県資本店舗での買い物では、なるべく県産品の購入を」との呼びかけも含む。

心がけたい。




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Posted by かいさく at 19:57│Comments(4)稜線
この記事へのコメント

「地産地消」ではないのですが、私も地元企業にお金を落とそうと心がけています。
電化製品は地元の「コジマ電気」で!みたいな(笑)
コジマ電気は山口県ではマイナーかもしれませんが(((^^;)一応、全国展開のはず?!
Posted by じゅん at 2009年02月13日 22:48

山口県内では、コジマは昨年できた宇部市にある1店舗だけ。
関東圏なんかでの展開に比べると、出店数は寂しい限りですね(^^;
家電量販店では、デオデオ、ベスト電器、ヤマダ電機がしのぎを削ってます。

そこで苦境に立たされているのが、地元の小規模家電店。
話を聞くと「大型店で買った家電の取り付け方法が分からないから、取り付けて」といったような依頼が、ひっきりなしにあるそうです。
「ウチで買ってくれたモノなら分かるけど…」と、嘆く気持ちもよく理解できます。

そんな事の繰り返しによって、閉店に追い込まれる小規模店も増加しています。
この「山口県ふるさと産業振興条例」には、そのような事例をなくそうという願いも込められています(多分)。

「きめ細かいサービス」が受けたい人は、近所の小規模家電店で
サービスはいらないので「安さ」をという人は、大規模家電店で
消費者も後々のことまで考えてお店を選択しないと、結局は自らの首を絞めることにつながりますよね。
Posted by 開作 真人 at 2009年02月16日 13:26

確かにそうですね。
栃木でも同じような事が起きています。
いわゆる「街の電気やさん」は生き残りをかけて、きめ細やかなサービスや住宅地にビラを配ったりしているのをみかけます。
数年前までは商店街にあまり活気が見られず、寂しく感じていましたが、最近は少し変わってきたように思います。
「Always三丁目の夕日」でロケに使われた元・教育委員会の建物が商店街の一角にあります。
それを、道路拡張工事の際も取り壊さず少しだけ移設することで、地元の飲食業の方がレストランに改装。
蔵の街映画祭では上映会も行われました。
古いものを残しながら、いつまでも温かく、活気溢れる街であってほしいと、市民の一人として願っています。
Posted by じゅん at 2009年02月17日 19:08

じゅんさん、

>古いものを残しながら、いつまでも温かく、活気溢れる街であってほしい

本当にそうですね。
ちょっと乱暴な言い方ですが、昨年からの世界経済危機が“無くしてはならない大事なもの”を改めて気付かせてくれたようにも思います。
Posted by 開作 真人 at 2009年02月17日 19:29
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