きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。



7月23日夕方に中市町の中心商店街で発生した火災では、9棟・約1700平方メートルが全半焼した。

被害にあわれた皆様、また関係者の皆様方には、衷心よりお見舞い申し上げます。


16世紀前期、石州街道沿いに「大町」大市中市晦日市米屋町十日市道場門前など)が形成。

以来約500年間、形を変えながら、永々と中心商店街は存続してきた。

くだんの地は、大正時代には石迫小間物店嵯峨印刷所山根理髪店佐古化粧品店吉見酢屋などが並んでおり、その近くには山口町役場、向かいには山口郵便局もあった。

また、明治末期に同町内で栄えていた商店として、八木梅田大村呉服)、山田中安部酒屋)、山陰堂菓子屋)、木津屋富永薬屋)が、山口市史には挙げられている。


山口の伝統・文化とともに歩んできた中心商店街

20日から27日にかけて開催された山口祇園祭や8月6日(土)・7日(日)の山口七夕ちょうちんまつり、11月にある山口天神祭などの伝統行事も、長年にわたる商店主の皆さんの支えがあってこそ成り立っている。


火災の現場にたたずむと、今はまだ言葉も出ないが、500年という長きにわたって、幾度となく試練を乗り越えてきた街だ。

短期間での復活を願いたい。




短期間での復活を願いたい。
 ↑ 火災翌日、24日の現地


この日、商店街から「いとう ヴェルチェ」「御菓子処 萩乃中市店」「OK無線中市支店」「トミヤ商店」「山口十字堂楽器店」「和菜遊彩 叶」の6店舗が、突然姿を消してしまいました。

その中には、山口市にわたしが転居してきた幼稚園時代のころからあったお店も含まれます。

また「和菜遊彩 叶」では、7月5日に初めて食事をしたばかりでした。


コラムにも書いたように、心の底から、短期間での復活を願っています、






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Posted by かいさく at 15:32│Comments(0)稜線
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