2011年09月07日

自然災害の危機予測

ちょっと古いですが、8月26日付サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。


ここのところ、やたらと天候が不安定。

猛烈な雨が降ったと思ったら晴れ間が出て、しばらくしたらまた豪雨、などという日が続いている。

8月21日には県内で突風が相次ぎ、下関市を中心に家屋損壊などの被害も出た。


3月の東日本大震災で、自然の脅威をまざまざと見せつけられたわれわれ日本人だが、その後も余震が続く東日本と違い、ほとんど揺れることのない山口にいると、頭で「理解」はできても、なかなか「実感」はわかない。

福島第一原発事故からも「危機管理」の重要性を学んだはずなのだが、どこか人ごとだ。


ただ、2009(平21)年県央部での「7・21豪雨災害」や2010(平22)年県西部地域での「7・15大雨災害」などは「実感」もあるし、決して風化させてはならない経験だ。

特に前者は防府市だけでなく、山口市内でも大規模な土石流や土砂崩れが多数発生し、椹野川もはんらん。

住まいや農林商工業の現場にも、多大な損害が発生した。


これから、台風シーズン本番を迎える。

自然災害の発生を食い止めることはできなくても、危機予測によって被害を少なくすることは可能だ。

避難場所・経路の確認や、非常用持ち出し品の準備など、すぐにできることは済ましておきたい。




このコラムを掲載して1週間後、台風12号が中四国地方を縦断。
和歌山県や奈良県を中心に、死者・行方不明者合わせて100人を超える大きな被害が出てしまいました。

われわれにとっても、人ごとではありません。
まだまだ台風もやって来るでしょう。

「言うは易し」ではあるのですが、しっかりと危機予測をしておきましょう。





同じカテゴリー(稜線)の記事画像
がんばれ、ニッポン!
第7回湯田温泉スリッパ卓球大会
このような投票率にはしたくない
創刊40周年
がんばれレノファ!
「ヨソモノ」からの提案、しっかりと受けとめたい。
同じカテゴリー(稜線)の記事
 山口市内に10万個の紅ちょうちんを! (2018-08-06 17:06)
 子ども達に、良い読書習慣を (2018-07-19 12:13)
 がんばれ、ニッポン! (2018-07-02 17:35)
 かわいそうで仕方ない (2018-06-26 10:56)
 第7回湯田温泉スリッパ卓球大会 (2018-05-22 18:07)
 「大和作太郎と山口焼」展 (2018-05-17 10:03)

Posted by かいさく at 22:31│Comments(2)稜線
この記事へのコメント

自然は強大ですね~!

逆らっては生きていけません。
Posted by スバナ at 2011年09月07日 22:38

スバナさん!

わたしなんかの言葉より、何倍も説得力あります!
Posted by 開作 真人 at 2011年09月09日 21:22
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。