2015(平成27)年10月2日付サンデー山口(山口版)の「稜線」に掲載したコラム。


2011(平成23)年11月から工事が進められてきた、新山口駅の南北自由通路および橋上駅舎が、あす10月3日に供用開始される。

南北自由通路は、切符なしで自由に往来できる歩行者専用の通路。

この完成によって、これまで跨線橋で「大回り」していた駅南北の移動が、円滑化される。


1978(昭和53)年10月8日付のサンデー山口では、「来年4月には、小郡駅をまたいで南と北を結ぶ全長290メートルの跨線橋が完成する。

建設に投入される総工費は3億4500万円。

将来、この跨線橋を利用する人は1日当たり5200人と見込まれ、駅によって南北に分断された二つの町を結ぶ動脈となる」と、“新たに整備される”幅員4メートルの歩行者・自転車専用道について伝えている。

翌1979(昭和54)年の紙面では、4月5日の「渡り初め」についても触れていた。

それから36年。

駅名も「小郡」から「新山口」に変わり、「小郡町」は「山口市」になった。

南北自由通路の幅員は10メートルと倍以上で、天井高は4メートル。

長さは約170メートルと、直線になったおかげで120メートルも短縮される。

約100メートル区間の壁面には、「垂直の庭」(壁面緑化)が整備されるなどし、総事業費は約98億円。

時代は違えど、跨線橋の約28倍だ。


今度こそ「南北を結ぶ動脈」となることを期待したい。

-------------------------------------

本日(10月2日)午後、完成式典に参加してきました。
あすの供用開始を前に、一部写真でお伝えします。

新山口駅南北自由通路・橋上駅舎完成

新山口駅南北自由通路・橋上駅舎完成

新山口駅南北自由通路・橋上駅舎完成
▲垂直庭園を手掛けたパトリック・ブラン氏が解説

新山口駅南北自由通路・橋上駅舎完成

新山口駅南北自由通路・橋上駅舎完成


地図はこちら





同じカテゴリー(山口市)の記事画像
熱戦続く湯田温泉スリッパ卓球大会
第7回湯田温泉スリッパ卓球大会
このような投票率にはしたくない
「ヨソモノ」からの提案、しっかりと受けとめたい。
日本のクリスマスは山口から
拉致問題、「自分ごと」に
同じカテゴリー(山口市)の記事
 山口市内に10万個の紅ちょうちんを! (2018-08-06 17:06)
 子ども達に、良い読書習慣を (2018-07-19 12:13)
 熱戦続く湯田温泉スリッパ卓球大会 (2018-05-26 14:27)
 第7回湯田温泉スリッパ卓球大会 (2018-05-22 18:07)
 「大和作太郎と山口焼」展 (2018-05-17 10:03)
 このような投票率にはしたくない (2018-04-20 13:19)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。