きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム(の完全版)。



山口県の人口は、2000年から2005年までに3.5万人減少した。

内訳を見ると、15~64歳(生産年齢人口)はマイナス5.1万人0~14歳はマイナス1.7万人で、逆に65歳以上は3.3万人のプラスだ。

それに対し、首都圏1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川)の総人口は、この5年間に106万人増えている。ではその内訳は?

この問いは、10月22日にホテル松政であった「土地家屋調査士制度制定60周年記念講演会」において、講師の日本政策投資銀行・藻谷浩介参事役(周南市出身)が出題されたもの。


正解は、15~64歳がマイナス7万人0~14歳はマイナス6万人で、65歳以上が118万人の増加

つまり「地方からは若者が減り、都会は増えている」というのは全くの思い込み。

首都圏の人口ピラミッドは15~20年前の山口県と同様で「地方だけでなく、都会の若者も減っている」のだ。


全国の今後の推計人口を見ると、15~64歳今年の8128万人7363万人(10年後)6740万人(20年後)4930万人(40年後)へと減少。

逆に75歳以上1422万人1874万人2266万人2373万人と右肩上がり(のち減少)だ。


まちづくり、ビジネス、ひいては子育てまで、今このことをしっかり頭に入れ、行動していきたい。




 ↑ 当日の講演(演題は「市民生活から見た土地の境界」)の様子




 ↑ 記念講演終了後の懇親会では、よさこいチーム「崋劉眞」の演舞も!


  


Posted by かいさく at 19:48Comments(0)稜線