きょう、サンデー山口山口版の「稜線」に掲載したコラム。


きょうから7月。

ちょうど2011(平成23)年も折り返しとなったわけだが、この半年間の「前半」「後半」とで、日本はまるっきり“別の国”になってしまった。

東日本大震災によって…。


新年を迎えたころ、国内には大なる閉塞感が漂っていた。

政治の劣化少子高齢化の進展財政悪化国際競争力低下デフレ不況…。

その一方では「平和ぼけ」ともいえる国民生活も日々送られていた。

震災前、検索サイト大手ヤフーでの注目の話題は「モンスターハンター(ゲーム)」「タイガーマスク運動」「商品・サービスの値上げ」「上野動物園へのパンダ来日」「K-POP旋風」などだった。


それが震災後には「地震」「交通情報」「気象庁」「東京電力」「メルトダウン」「輪番停電」「計画停電」等のキーワードが急上昇。

逆に旅行などレジャー関連は、「花見」「自粛」が合わせられるなど減少。

この「後半」時期は、人と人とのつながり・絆がいかに大事なのか、国民にとって再認識する機会にもなった。


震災後100日以上がたち、被災地や福島第一原発事故の影響エリアを除いては、ある程度落ち着きを取り戻したかに見える。

今年の「後半」は、笑顔で暮らせるわが国でありたい。



  


Posted by かいさく at 17:14Comments(2)仕事