この記事で紹介した毎年恒例の催しとは「日本のクリスマスは山口から」でした。

山口市のパークロード一帯に飾られたイルミネーションは、1日から25日までの午後5時から11時まで点灯



 ↑ 携帯で撮った画像です





さらに、12月21日(日)には「まちじゅうフェスティバル2008」があり、この1カ月間にはほかにも数多くの催しが開かれます。




さて、1997年に山口商工会議所青年部が取り組み始めたこの「日本のクリスマスは山口から」事業。
今年は初めて、約20団体で組織される実行委員会による運営となりました。

というわけで、同青年部メンバーではないわたしも「総務・財務・広報グループ」メンバーとしてお手伝いしているわけです。

昨夜は、全体が集まる実行委員会も開かれました。


 ↑ 12月1日の第2回実行委員会





1995年11月22日付サンデー山口のコラムに

「渋谷の東急百貨店本店の壁面には、クリスマスをあしらったイルミネーションが輝き、若者たちを惹き付けていた。
そういえば、山口は日本で最初のクリスマスが開かれた場所だという。
この資源を生かし、日本一のクリスマスイベントでも開催できれば、とも思うのだが…」

と書きました。


それを見た知り合いの同青年部メンバーが、「日本初のクリスマスってホント?」とわたしに問い合わせ。
「ホントだよ。この本に書いてあるよ」と教えたのがきっかけとなり、2年後の「日本のクリスマスは山口から」開催につながったわけです。


それゆえ、この事業に関しては若干の責任も感じつつ長年応援してきたのですが、今年は実行委員会組織になったことで、初めて運営側に回ることができました。




ルイス・フロイス著「日本史」に次の一文があります。(中公文庫 完訳フロイス日本史6より)

山口において日本で初めて降誕祭の祝いが催されたが、その報せに接したキリシタンたちは、これを大いに喜んだ。
彼らは夜を徹するために我らの家に来て、夜明けの第2のミサまでそこに留まり、その間絶えずジョアン・フェルナンデスが彼らに朗読するデウスのことを傾聴した。
そして修道士が疲れると、我らのローマ字を読むことができる一人のキリシタンの少年が読み、一同はデウスを賛美しながら夜を徹した」

当時の宣教師たちが本国に送った「イエズス会士 日本通信」にも、1552(天文21)年12月に山口で初めてミサが開かれたとの記述があります。


これらの歴史文書が、山口において日本で初めてクリスマスのお祝いがされたという史実を示す証拠だといえましょう。




さて、「日本のクリスマスは山口から」実行委員会では、この活動の応援団を現在募集中。



1口1000円で、写真のピンバッジが1口につき1個もらえます。
協賛金は、来年以降のイルミネーション買い足し等に使われる予定。

12月21日に「新亀山公園ふれあい広場」に設置される総合受付で販売されます。
もしくは、山口商工会議所内の実行委員会(TEL083-925-2300)へご連絡を。


イベントの詳細は、各所で無料配布されるパンフレットか、こちらこちらのホームページをごらん下さい。





さらに今年は、ビッグニュースが!face08

なんと、山口市中心商店街アーケードも、イルミネーションで彩られました!!


 ↑ 道場門前商店街


 ↑ 米屋町商店街


地図はこちら
  


Posted by かいさく at 14:01Comments(5)山口市